旧型を持っている人は買い直す必要あるの!?気になる新型PSVRを徹底分析
2016年10月13日の発売日から、ちょうど1年後にあたる2017年10月14日にPSVR(PlayStationVR)の新型が発売され、現在、新品として発売しているPSVRは新型に切り替わりました。
前機種よりも5,000円安くなって最新機種は旧型と比べてどこが変わったのか?既に持っている人は買い直す必要があるのか?
そして前回、最大の課題だった品薄は解消されるのか?
ちょっと気になるポイントを比較分析してみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
新型PSVRと旧型の違いを比較してみました
PlayStation VR PlayStation Camera 同梱版
最新モデル:CUH-ZVR2
発売日:2017年10月14日
価格:44,980円(税別)
変わったところ:ユーザビリティの向上(使いやすくなった)
型番がCUH-ZR1から、ZVR2に変わった新型PSVR
今回はフルモデルチェンジというよりは、マイナーチェンジという扱いになるようです。ところで、一体どこが使いやすくなったの?まとめてみました。
・PSVRのヘッドセット後部にステレオヘッドホン端子を配置したことで、VRヘッドセットとプロセッサーユニットの接続ケーブルをスリムな1本のケーブルにまとめた
・プロセッサーユニットがHDR映像のパススルーに対応
結果的には旧機種との違いは上記のみ。その他に大きな変化はありませんでした。
つまり、いままでちょっとだけ不満だった部分が解消され、使いやすくなったけど、
例えば解像度がアップするなど、上位互換機的なスペック上のパワーアップはないようです。よって、既に前機種を持っている人は、改めて買い直す必要はないかもしれません。
PSVR本体やユニットのサイズ感や重量に違いは?
[旧型]PlayStation VR
とはいえ、前機種と比較すると定価では約5,000円安くなっている新型PSVR。
価格が下がるということは、
「製造過程で何かしらのコストダウンがされているに違いない!!」
となると重さや大きさなど、新旧モデルで違いがあるかもしれませんね。
というわけで、PSVRヘッドセット部分や、プロセッサーユニットのサイズ、大きさ、重量などを表にまとめて比較してみました。
型番 | CUH-ZVR2(新型) | CUH-ZVR1(旧型) |
ヘッドセットサイズ |
変更なし | 約187 × 185 × 277 mm(幅×高さ×奥行き) |
ヘッドセット重量 |
約600 g | 約610 g |
ディスプレイ方式/サイズ/解像度 |
変更なし | OLED/5.7インチ/1920×RGB×1080 |
リフレッシュレート/視野角 | 変更なし | 120Hz、90Hz/ 約100度 |
プロセッサーユニットサイズ | 約150 x 39 × 114 mm(幅×高さ×奥行き) | 約143 × 36 × 143 mm(幅×高さ×奥行き) |
プロセッサーユニット重さ | 約300g | 約365g |
表にしてみるとわかりやすいのですが、
なんとPSVR本体、プロセッサーユニットともに重量は軽くなっており、この部分が今回の約5,000円相当の値下げに貢献しているかも!?
つまりPSVRの内部を最適化して部品数を少なくすることで
重量が軽くなり、製造コストも低下した可能性はありそうです。
一方で、新型のプロセッサーユニットだけ若干サイズに変更あり。高さと幅が旧型に比べると大きくなっています。
新型発売にあわせて取り扱い店舗を2倍以上に拡大
ソニーの発表によると、最新モデルPS VR(CUH-ZVR2)の発売にあわせて、取り扱い店舗を394店舗から913店舗(2倍以上)に拡大するとのアナウンスがありました。
前回、品薄で手には入らない人も多かった中で、取り扱い店舗数を拡大するということは、それだけの台数を投入するということのこと!?
取り扱い店舗を単純に増やしても、再び品薄になっては意味がないため、今回は相当量の出荷が期待できそうですね。
体験イベントも開催されるそうなので、情報をこちらでチェックしておきましょう。
PSVRに関する素朴な疑問まとめ
疑問①:PSVRで映画は観れるの?
SONY 3D対応ヘッドマウントディスプレイ “Personal 3D Viewer” HMZ-T2
ソニーといえばかつて発売されていた映画が観れるヘッドマウントディスプレイが人気でしたが、PSVRでも「シネマティックモード」という機能で映画を見ることができます。
よって、ゲーム機としてだけでなく、最大226インチ相当の、ちょっとしたプライベートシアター的なサイズで映画が楽しめるヘッドマウントディスプレイとしても使えます。
さらにアップデートで3D仕様のブルーレイディスクにも対応し、自宅にいながら大画面の3Dシアターも観ることができます。
疑問②:PSVRを楽しむならPS4とPS4proのどちらがおすすめ?
PlayStation 4 ジェット・ブラック 500GB (CUH-2100AB01)
従来のPS4本体から大幅にダウンサイジングが進んだ軽量、省スペースモデル。約3万円から購入できます。
PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7000BB01)
4Kテレビに接続し、かつPS4pro対応ソフトをプレイした場合に、グラフィックの強化が期待できるPS4の上位互換モデル。つまり、4Kテレビと対応ソフトがなければ、あまり意味がないのです。
結論からするとPSVRは4K対応ではないので、PS4Pro本来のグラフィック向上は見込めません。しかし、PS4proの方がハイスペックなGPU(グラフィック用のCPU)を積んでいるので、PSVRでノーマルPS4とPS4proでプレイしてみると、PS4proの方が画像の質感や、フレームレート、明るさの濃淡に差がでてきます。
よって、プレイに支障があるほど大きな違いはないけど、快適にPSVRを遊びたいならPS4proがお勧めということになります。
おすすめPSVR対応ソフト
グランツーリスモSPORT
自動車シミュレーター「グランツーリスモ最新作」もPSVRに対応しています。ドライビングシートに座った高さで360度に酷がるVR体験をぜひ!
バイオハザード7 レジデント イービル グロテスクVer.
ホラーゲームの最高峰、バイオハザード最新作もVRに対応しています。普通のテレビでプレイするだけでも怖いのに、PSVRなら、さらに恐怖が増幅されます。
ザ エルダースクロールズ V:スカイリム VR (VR専用)
ザ エルダースクロールズ V:スカイリム VR (VR専用)
ついにでました!PSVR対応ソフトの大本命!
内容は発売中のスカイリムと全く同じだけど、それのPSVR専用版がこちら。PSVRに対応しただけなのに、新たな気持ちでプレイできる、まさにファンタジーの世界に入り込んで出てこれなくなる恐ろしいソフトの誕生です。
スカイリムVRを見ると、オープンワールドゲームとPSVRの相性は非常に良いかもしれませんね。今後、発売中の数々のオープンワールドゲームのPSVR専用版の発売や、新作オープンワールドゲームのVR対応などに期待したいところです。
まとめ
PSVRをまだ購入していない人にとっては、5,000円も安くなった新型PSVRの発売はかなり嬉しいニュースですね。
しかし、再び、前回同様に品切れということにはならないよう、早めの予約と、メーカー側には十分な出荷数を確保してもらいたいものです。