見た目はバカゲー!でも実は歯ごたえ抜群の難易度の高いフライトアクションゲームだった!?
発売当時は日本一短いゲームタイトル名としても話題になったPS2のアクションゲーム「蚊」
こんなゲームの企画を通すなんて、いまでは考えられないかもしれませんが、
プレイステーション2が全盛期の2001年、
数々の突き抜けたエッジの効いたソフトを発売し続けてきたソニーから発売された第1作は、予想を裏切る形で、なんと16万本のスマッシュヒットを記録しました。
その後、2003年に第二作「蚊2」も発売され、すっかり夏の風物詩のゲームとなった本作、
「このまま埋もれさせてしまうには勿体ない!」
とうことで今回、2017年の夏を迎えるにあたって改めてピックアップしてみたいと思います。
旧型PS3本体なら、PS2のソフトが遊べる!
PS3本体は様々なバージョンが発売されていますが、その中でも2006年11月に発売された初代PS3本体(CHCHA、CHCHBの型番から始まるモデル)についてのみ、PS2互換機能が搭載されています。
理由は初代PS3だけPS2が動作するチップが搭載されていたためで、その後、発売されたPS3本体はコストダウンにより、PS2互換チップが削除されてしまいました。
よってPS2本体を持っていなくても、初期型PS3があれば、遊べるというわけですね。
※ちなみに、中には動作しないPS2のゲームディスクもあるようです。
PS3でのPS2ソフトの動作に関しては、
当サイトでも以下の記事で特集していますので参考にしてみてください。
[比較]PS3とPS4性能の違い&ソフト互換性まとめ(おすすめモデルは?)
【PS2】蚊
最初見たときは、
「1,500円で販売している低価格のシンプルシリーズのゲームでは?」
と思ってしまったほどに、かなり突き抜けたゲーム企画。
そして、タイトル名とパッケージ写真からして
「襲いかかってくる蚊を倒して、刺されないようにサバイバルするゲームでは?」
と思っていたのですが、実は違ったんです。
我々の想像の遥か斜め上を行くゲームだったのです。
プレイヤーは蚊となって人間の血を吸いまくるゲーム
[画像出典:Amazon]
なんとプレイヤーは「蚊」なのです。
嫌われ者の「蚊」になって自由に飛行しながら、ここぞという吸血ポイントを探し出し(服を着ている部分は吸えない!)、人間を襲い血を吸うという摩訶不思議なゲーム
なんか、考えただけでもゾクゾクしますよね・・。
決められた血の量を吸うことができればステージクリア
お話が進行していくという仕組みです。
とはいえ、のんきに吸い続けていると、人間に叩き潰されてしまったり、殺虫剤でダメージを受けたりして、「蚊」のライフがゼロになるとゲームオーバーというシンプルな設計になっています。
タイトル名だけ聞くと、ちょっと心配しちゃうけど、
ちゃんとアクションゲームしているので、アクションゲーム好きな方にはオススメです。
ターゲットとなる山田家の家族もバリエーション豊富
「蚊」となって、血を吸うターゲットとなるのはゲームに登場する山田家の皆さん。
序盤はゆるいアクションゲームなので、楽々クリアできますが、後半になってくると、山田家のみなさんが、蚊対策として様々な必殺技を使ってくるので、
最近のぬるいアクションゲームに慣れてしまった人にとっては
恐ろしいほど難易度の高いハードなアクションゲームが待ち構えています。
まさしくバカゲーだけど、歯ごたえ満載のフライトアクションゲームだったのです。
これは、やっておく価値あるかも!?
【PS2】蚊2 レッツゴーハワイ
あれから2年後、2003年に発売されたシリーズ第二弾
前作が16万本のスマッシュヒットとなったこともあって、つい作ってしまったけど、開けてみたら実際には2万本くらいしか売れなかったという埋もれた名作です。
売れなかったけれど、実は前作から大きくパワーアップしている本作
前作のターゲットだった山田家は、なんとハワイにホームステイが決定!
ホームステイ先のブラウン家と、ホームステイ中の山田家の両方がターゲットになるという壮大なストーリーになっています。
舞台をハワイに移して「蚊」たちのバトルが始まる
ハワイを舞台にしたことで、今回では日本の蚊とアメリカの蚊からプレイヤーは「蚊」を選ぶことができるようになっています。
どちらの「蚊」を選ぶかによってストーリーが異なってくるというわけです。
さらに、一定量、血を吸うことで「ツボ」を見つけることができ、「ツボ」から血を吸うか、または、ツボを押ることでステージがクリアできるという
アクションハンティングゲームでありがちな、
「敵の弱点を探して倒せ!」的な要素が追加されました。
これによって、さらにアクションゲーム性がパワーアップしており、前作以上にバカゲーだけど、歯ごたえ満載のフライトアクションゲームを楽しめます。
まとめ
今回、見ているだけで、痒くなってしまうPS2のゲーム「蚊」をピックアップしてみました。
ちなみに「蚊」第1作では、ムヒとコラボしていて、ゲーム内のローディング画面にムヒの商品が表示されたりするなど芸が細かいところも見逃せません。
さて、「蚊」ゲームもいいけど、本当はもっと夏らしいゲームをプレイしたい!という方もいると思いますので、ここで夏休みにおすすめのソフトを紹介したいと思います。
ぼくのなつやすみ3 -北国編- 小さなボクの大草原 PLAYSTATION 3 the Best
毎年、夏になると再び売れ始めるという不思議なソフトが、PS3で発売された「ぼくのなつやすみ3」です。
2008年に発売されたソフトなのですが、据え置き機で発売されたのがこちらPS3版が最後ということもあり、夏になると、需要が毎年高まるようです。
ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇 PlayStation 2 the Best
PS2版なら海を舞台にした「ぼくのなつやすみ2海の冒険編」も名作なのでおすすめです。
その他夏休みにおすすめのゲーム記事もありますので、参考にしてみてください。